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Column de saison

クリスマスのショーウィンドー

万聖節(11月1日)のバカンスの後、クリスマスの季節になるとパリのお店のショーウインドーは様々なテーマでクリスマス仕様に華やかに飾りつけられます。毎年最も早くショーウインドーがクリスマス仕様になるのは、オスマン大通りにほぼ並んで建つ2つの老舗デパート、ギャラリー・ラファイエット・オスマンとプランタン・オスマン。ギャラリー・ラファイエットのショーウインドーは、11月4日の17時、プランタン・オスマンのショーウインドーは11月6日の17時30分から、パリの街を彩っています。

今年のクリスマスシーズンは11月13日(金)のテロ事件で出鼻をすっかりくじかれてしまいましたが、この二つのデパートは早くも翌日14日(土)から(ただし午前中のみ)テロに屈しないとの姿勢を示すパリ市民に支えられ開店しました。セキュリティを強化し、また沈んだ気持ちを鼓舞し払拭したいというパリ市民たちの願いも重なってか、クリスマス商戦の消費は例年を少々上回る見込みとのことです。

さて今年のショーウインドーのテーマですが、ギャラリー・ラファイエットは、12月封切されることで再び世界中で話題になっている映画『スターウォーズ』にちなんで ” un Noël d’une autre planète ” (「別の惑星のクリスマス」)となっています。ロボットたちが活躍する宇宙空間を表現したショーウインドーと店内の丸天井を輝かせる巨大なツリーとそれを取り巻く天の川が圧巻です。毎日12時15時16時半、18時に音と光のスペクタクルが上演され、また同じテーマで子供向けのアニメが、店内に新しくできたディズニーストアで上演されます。月曜から土曜までの9時半から20時まで、木曜は21時まで営業。

一方150回目のクリスマスを迎えるプランタンのショーウインドーでは、有名なフィリップ・デクフレの演出によって、今までに無いクリスマス・ストーリーが展開します。1911年に作られた物語にインスピレーションを得て、プランタンでは、プランタン(春という意味)の妖精を蘇らせます。魔法の杖の一振りで、寒さに凍えた自然が再び目覚めるのです。繰り広げられるファンタジックな妖精の世界に感嘆のため息が出ることでしょう。月曜から土曜までの9時35分から19時まで木曜は22時まで営業。

他にもリヴォリ通りのBHV、セーヌ川左岸のボン・マルシェなどのショーウインドーも見ごたえがあります。クリスマス仕様のショーウインドーは1月の初めまで楽しめます。

下の動画は2015年のギャラリー・ラファイエットのクリスマスツリーの飾りつけの模様、その下の画像は2009年のクリスマスツリー

Galerie Lafayette Haussmann Dome.jpg
« Galerie Lafayette Haussmann Dome » par Benh LIEU SONGTravail personnel. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

le 30 novembre 2015
cyberbloom

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