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ヴェルサイユ宮殿の舞踏会

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ13世とアンヌ・ドートリッシュが狩猟の拠点として使っていた城館を、ルイ14世が増築したもので、ルイ16世の時代まで国王の居城として使用されました。アンドレ・ル・ノートルによる庭園はフランス式庭園の最高傑作と言われています。フランス革命の際には、ルイ16世と王妃マリー・アントワネットは宮殿を追われ、囚われの身となる悲劇も起こりました。

 

このようなドラマティックな歴史の舞台となったヴェルサイユ宮殿ですが、今や歴史の目撃者さながらに、あなたも太陽王ルイ14世の時代の衣装に身を包んで、舞踏会に参加できます。というのも、18世紀の優雅な宴をヴェルサイユ宮殿に蘇らせる Fêtes Galantes が4年前から開催されているのです。今年の開催日は5月28日で、テーマはベニスでした。フランスの黄金時代を再現するために、およそ650人が当時の美しい衣装に身を包み、バロック音楽が奏でられる光輝く鏡の間をそぞろ歩き、華麗に踊ります。

 

この夢のような宴に、衣装を用意して、参加費を払って誰でも参加することができるのです。ドレスコードは、バロック時代の衣装で、この衣装で宮殿に到着しなくてはいけません。付けボクロ、カツラ、帽子も忘れてはいけません。一晩250€で貸し出しもしてくれます。参加費は、侯爵・侯爵夫人コースは135€から、公爵・公爵夫人コースは260€から、王様・女王様コースは370€からで、王様・女王様コースだと、17時より個別に特別な歓迎が受けられたり、オペラ・ロワイヤルに招かれたりといった特典もあります。

 

来年参加してみたくなった方は、Facebookをチェック!
► Fêtes Galantes : soirée costumée à la Galerie des Glaces

 

le 20 mai 2018
cyberbloom

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