2018年は、ヨーロッパ文化遺産の年です。ドイツが提唱しフランスが支持したことで2017年5月17日に決定されました。文化の多様性や異文化間の対話を推進し、文化遺産の保存や文化遺産について多くの人に知ってもらうことを目的としていますが、この試みを成功させるために、欧州委員会が加盟国に様々な文化イベントを開催するよう促しています。
フランスでは、建築、考古学、映画、自然などのあらゆるタイプの遺産を対象として、様々なイベントを、全国規模あるいは国際規模で開催します。
ヨーロッパ文化遺産の年の一環として、5月4日から5月13日にかけてオペラ・ヨーロッパ(Opera Europa)が主導し、欧州25ヶ国で80のオペラ座が公開されます。このイベント自体は12回目を迎えており、フランスでは毎年「皆でオペラ座へ!(Tous à l’Opéra !)」が開催されていて、創設以来100万人以上が訪れていますが、今年はフランス・オペラ会(Réunion des Opéras de France)が主導しパリ国立オペラを始めとして全国25のオペラ座が参加します。
パリ国立オペラでは、無料でオペラ座を見学したり、バレエのレッスンが受けられたりできますが、中でもアトリエ Costumez-vous では、大人から子供までバレエの衣装を身につけ、18世紀の羊飼いになったり、19世紀のブルジョワになって、この「新たな自分」の写真を記念に持ち帰ることができます。
オペラは、音楽・歌・演劇・ダンスといったあらゆる芸術が結集されていますが、今年は特にダンスにスポットを当てており、marraine はオーレリ・デュポン Aurélie Dupont です!パリ・オペラ座バレエ団のエトワールであった彼女はマニュエル・ルグリとの共演で知られています。2015年『マノン』を最後の舞台として42歳で引退した後、振付家バンジャマン・ミルピエの後任として、2016年パリ・オペラ座バレエ団芸術監督に就任しています。この機会に彼女に会えるかもしれませんね!
Par Thomas Claveirole — https://www.flickr.com/photos/thomasclaveirole/1304602331/?ytcheck=1&new_session=1, CC BY-SA 2.0, Lien
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